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冷凍保存のコツと注意点|節約にも時短にも効果大!

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「冷凍してたのに、なんか変な味がする…」
「せっかく買った野菜、結局しなびちゃった」
そんな経験、私も何度もしてきました。
家計を預かる身としては、食材をムダにするたびに胸がズーンと重たくなるんですよね。

でも、ちょっとした冷凍保存のコツを知ってからは、食材の持ちがぐんとアップ。買い物の回数も減って、毎日のごはん作りがずいぶんラクになりました。

この記事では、私が実際に失敗しながら学んできた「冷凍保存のポイント」と「やりがちなNG例」を、家庭のリアルな声とともにご紹介します。

食材をムダにしない冷凍保存の基本

「冷凍なら安心」は思い込みだった

以前の私は、「とりあえず冷凍すれば腐らないでしょ」と思って、買ってきたお肉や野菜をそのままポンっと冷凍庫に入れていました。忙しくて余裕がない日は特に、「あとで何とかなるだろう」と深く考えずに詰め込んでしまっていたんです。

でもある日、1週間前に冷凍したはずの鶏むね肉を取り出してみると、表面が白っぽくなってカッチカチ…まさかの冷凍焼け。さらに開封した瞬間、なんともいえない“冷凍庫のにおい”が移っていて、使う気になれず泣く泣く処分することに。

「冷凍すればなんでも長持ちする」なんて、大きな勘違いだったんだ…と、そのとき心底反省しました。

それ以来、冷凍保存についてちゃんと調べて実践するようになり、ようやく食材をムダにせず使い切れるようになってきました。

冷凍保存の基本3ステップ

私が日々の失敗から学んだ「冷凍保存の基本」は、たったの3つ。でも、これが本当に大事なんです。

1. できるだけ空気に触れさせない

冷凍焼けの原因になるのが「空気」です。
ラップだけで包んでも、空気が残ってしまえばすぐに乾燥してしまいます。

我が家では、ラップで包んだあとにジップ袋でしっかり密封するのがルール。中の空気はなるべく押し出してから閉じるようにしていて、ちょっとだけ手間だけど、そのひと手間が味と鮮度の差になります。

ひと手間かける余裕がない日は、なるべくすぐに使う予定のものだけを冷凍するようにして、「冷凍=安心」の過信をしないように気をつけています。

2. 使いやすい量に分けてから保存

ドーンと1パックのまま冷凍した鶏肉やひき肉って、いざ使おうと思ったときに「全部解凍するしかない」って困ったことありませんか?
私も以前は「まあ大丈夫だろう」と冷凍していたのですが、解凍してから「今日はこんなにいらなかった…」と後悔したことが何度もありました。

それ以来、ひき肉は100gずつ、鶏むね肉は1枚ずつラップして冷凍するようになりました。使う分だけ取り出せるので、食材ロスが減って、献立を考えるときも楽なんです。

しかも「今日は200gだけひき肉を使って、明日また別のメニューに…」なんて使い回しがしやすくなるのもポイントです。

3. 冷凍前に下ごしらえや下味をつけると便利

買ってきたお肉に、塩こうじや味噌などで下味をつけてから冷凍すると、味がしみやすくなるだけじゃなく、解凍後にそのまま焼くだけで一品完成!という便利さ。

“忙しい夕方の自分を助ける冷凍”になるんです。

わが家では、鶏もも肉を「しょうが焼き用」「照り焼き用」「カレー用」と味つけを変えて冷凍しています。その日の気分や子どもの好みに合わせて選べるので、マンネリ防止にも◎。

ちょっとの工夫で、冷凍は“ストック”から“時短お助け食材”になる。
それに気づいてからは、冷凍保存が家事の強い味方になりました。

冷凍保存に向いている食材・向かない食材

向いている食材|使いやすさがアップするもの

冷凍保存に向いている食材って、実はたくさんあります。上手に使えば、下ごしらえの手間が減って時短・節約・ストック管理の三拍子がそろうんです。

鶏むね肉・ひき肉(下味冷凍でおかずの時短にも)

わが家でいちばん冷凍回数が多いのがこの2つ。鶏むね肉はパサつきがちですが、下味をつけてから冷凍することでしっとり仕上がりやすくなります。

ひき肉も100gずつラップして冷凍→必要なぶんだけ解凍できるようにしておくと、「ちょっとだけ使いたい」がすぐ叶うのが便利です。

週末のうちにそぼろ用・カレー用・ハンバーグ種などに分けておくと、献立がラクになるし、夕方の焦りも減ります。

きのこ類(石づきをとってバラして冷凍)

しいたけ・しめじ・まいたけ・エリンギなど、きのこは冷凍に向いています。冷凍することで細胞壁が壊れて、うまみ成分(グアニル酸など)がアップするんです。

我が家では数種類のきのこをミックスして、ジップ袋に平らに入れて冷凍。炒め物・パスタ・スープ・お味噌汁と、ほぼ何でも使える万能ストックになっています。

白ごはん(ラップして1膳ずつ)

炊きたてをすぐにラップ→湯気と一緒に包むようにして冷凍すれば、ふっくら感を保てます。タッパーよりもラップ+ジップ袋での保存がおすすめ。

「朝ごはんの時間がない…」という日にも、レンチンだけで対応できるので、わが家の冷凍庫には常に3〜4食分のごはんがストックされています。

ほうれん草・小松菜(下ゆでして水気をしぼる)

これも冷凍する前の下処理がカギ。さっと下ゆでしたあと、しっかり水気をしぼってからラップ→ジップ袋へ

凍ったまま味噌汁やおひたしに入れられるので、野菜が足りない日にも大活躍します。彩りにもなるので、お弁当にも便利!

パン(乾燥しないようラップ&袋で密閉)

食パンやロールパンなどは、できるだけ買ったその日のうちに冷凍が◎。
ラップでぴったり包み、さらに保存袋で密閉すれば、1週間〜10日ほどおいしく食べられます

わが家では「朝食にパン派」がいるので、種類ごとに分けてラベルを貼って保存しています。朝の準備がスムーズになるので本当に助かっています。

向かない食材|解凍後の変化に注意

何でもかんでも冷凍できそうな気がしてしまいますが、冷凍に向かない食材も確実にあります。そのまま冷凍してしまうと、食感が変わったり、味が落ちたりしてしまうことも…。

レタス・きゅうり(食感が悪くなる)

水分が多い野菜は、冷凍すると細胞が壊れてベチャっとなります。
解凍するとシャキシャキ感が失われ、サラダには全く向かない状態に

きゅうりは塩もみしてから水分を絞れば“なんとか”使える場面もありますが、基本的には冷蔵で使い切るのが無難です。

豆腐(すが入りしてぼそぼそに)

冷凍すると中の水分が凍って膨張し、解凍時にはスポンジのようにスカスカになってしまいます。
私も一度、麻婆豆腐のために冷凍していた絹豆腐を解凍したら、ボロボロに崩れて失敗しました…。

凍み豆腐のような“高野豆腐風”にしたい場合を除けば、冷凍は避けたほうが無難です。

ジャガイモ(煮崩れしやすく、食感が変わる)

これも痛い経験があります…。カレー用にカットしたじゃがいもを冷凍しておいたら、煮込み中に溶けてドロドロになってしまって、ルウももったいないことに。

じゃがいもは冷凍で食感がボソボソ&粉っぽくなりやすいので、基本的には冷蔵保存がベター。使う直前に切るのが一番です。

食材にはそれぞれ「冷凍向き・不向き」があることを意識するだけで、無駄なくおいしく使い切る力がグンと上がると思います。

冷凍保存でよくある失敗とその原因

「せっかく冷凍したのに、なんか美味しくない…」
そんな経験、ありませんか?
私も最初の頃は冷凍保存を過信して、何度もガッカリしたことがあります。実は、ちょっとしたミスが冷凍保存の質を大きく左右しているんです。

ここでは、私が経験した失敗やよく聞くNG例をもとに、原因と対策をまとめてみました。

NG1:冷める前にそのまま冷凍

ごはんや炒め物など、できたてのものをそのまま冷凍庫に入れていませんか?
以前の私は「早く冷凍しなきゃ」と焦るあまり、炊きたてのごはんをすぐにラップして入れてしまっていたんです。

その結果、他の冷凍食品が部分的に解けて、再凍結されたような状態に…。味も風味も落ちて、なんだかモヤモヤ。

粗熱をしっかり取ってから冷凍することが鉄則です。
ラップで包んだあと、網の上などに置いて冷気が通るようにして粗熱をとると、時短にもなりますよ。

NG2:ラップだけで包んで終わり

「空気が入らなければ大丈夫でしょ」と思って、ラップで包んでそのまま冷凍していた時期がありました。でも、解凍したときに表面が白っぽくパサついていて、明らかに冷凍焼け…。

ラップだけだと、完全に空気を遮断するのは難しいんですよね。特に時間が経つと、冷凍庫内の乾燥で水分が抜けてしまいます。

対策としては、ラップ+ジップ袋の“二重構造”が安心。さらに、アルミトレーに乗せて急速冷凍すれば、食材の組織も壊れにくくなります。

我が家では、アルミのバットを1枚“冷凍専用”として使っています。これがあるだけで、冷凍後の状態がかなり違うと実感しています。

NG3:冷凍庫がパンパンで風通しゼロ

たくさん詰め込めば、買い物の手間が省けるし便利…と思いがち。でも、詰めすぎた冷凍庫って、冷気がうまく循環せず、温度ムラが起きる原因になります。

以前、冷凍ごはんをまとめて保存していたとき、一部がベチャっとなっていたことがありました。見た目は凍っているのに、中心部は緩んでいたんです。

それ以来、「冷凍庫整理デー」を週末に設定して、ストックを使い切る意識を持つようになりました。新しい食材を入れる前にスペースを確認するのも大事な習慣です。

ジップ袋に入れて立てて収納する、ブックスタンドや仕切りケースを活用するなど、風通しを保つ収納方法を意識するだけでも、保存状態がぐんと良くなります。

冷凍は“入れっぱなし”にしてしまいがちだからこそ、小さな気づきが品質を守るカギになる。
わが家の失敗も、今ではすっかり家事の知恵として活きています。

わが家の冷凍保存ルールと工夫

冷凍保存をうまく活用するには、「保存の仕方」だけでなく、「使うときのこと」まで考えた仕組みづくりが大事。
わが家では、家族みんなが迷わず使えるように、ちょっとした工夫を積み重ねて冷凍庫を使いやすくしています。

ラベリングは“家族もわかる”ように

食材を冷凍しておいても、「これ、何だったっけ…?」となると、解凍するのが面倒になってしまいますよね。
そこで我が家では、冷凍した食材にはすべて日付と中身を記入したマステラベルを貼るようにしています。

たとえば…

  • 「チキ照」=鶏の照り焼き

  • 「ひきトマ」=ひき肉のトマト煮

  • 「豚みそ」=豚こまの味噌炒め用

というように、略称も交えてパッと見てわかるようにしておくと、冷凍庫を開けて3秒で献立が決まるんです。

さらに、旦那さんにも分かりやすいように、略称とともに「焼くだけ」「解凍してそのまま」などの簡単な説明も追加するようにしています。
おかげで、私がいない日でも夫が冷凍おかずを活用してくれるようになりました。

平たく・立てて収納すると使いやすい!

カレーやミートソースなどの液体系のおかずは、ジップ袋に入れてなるべく平たくして冷凍しています。
こうすると、解凍も早くなるし、何より「立てて収納できる」のが最大のメリット。

ブックスタンドや仕切りケースを活用して、ジャンルごとに分類。冷凍庫の中が「ファイル棚」のようにスッキリ整っていて、見た目にも気持ちがいいんです。

特にありがたいのは、「あれどこだっけ?」と探す手間がなくなること。
冷凍庫の中身を一覧できる状態にしておくと、ストック管理もしやすくなります。

また、平たくすることで冷凍スピードも速くなり、風味や鮮度が落ちにくいという利点も。これは実際にやってみて、「なるほど!」と納得したポイントでした。

子どもも開ける冷凍庫には「ルールシール」

うちでは冷凍庫の下段にアイスや冷凍ごはんを入れているんですが、子どもが勝手に開けて食べようとすることがたびたびありました。
そこで取り入れたのが、「ルールシール」。

「●●は食べてOK」「これはママのお弁当用」など、小さなシールを貼って“見えるルール”にしています。

とくに食べ盛りの小学生の息子は、冷凍チャーハンやうどんを勝手に温めようとすることがあって、ヒヤッとしたことも…。
でもルールシールを貼ってからは、「これはあとでね」と言えば納得してくれるようになりました。

子どもも安心して使える冷凍庫にするためには、家族との共有ルールも大切なんだなと実感しています。

ちょっとした工夫でも、冷凍庫は“家族みんなが使える収納庫”に変わる。
その快適さに慣れると、もう以前のごちゃついた冷凍庫には戻れません(笑)。

忙しい日に助かる“下味冷凍”のススメ

冷凍保存って、「食材を残さないため」だけじゃないんですよね。
わが家ではむしろ、“忙しい日のための自分へのプレゼント”のような感覚で、下味冷凍を取り入れています。

冷凍前に味つけしておくと超ラク!

平日の夜、帰宅してからの夕飯づくりって、本当にバタバタ。
子どもが「おなかすいた〜!」と騒ぎ出すタイミングと、冷蔵庫を開けて「今日なに作ろう…」と悩む自分。
その“詰みかけた時間”を救ってくれるのが、下味冷凍なんです。

我が家では、鶏むね肉を買ったらすぐに数種類の味で分けて下味をつけて冷凍しています。

  • 醤油+みりん+しょうが(和風照り焼き風)

  • 塩麹(やわらか塩焼き)

  • カレー粉+ヨーグルト(インド風グリル)

  • ポン酢+ごま油(さっぱり焼き)

これらをジップ袋に入れて平らにして冷凍庫へ。
朝、冷蔵庫に移しておけば夕方にはちょうどよく解凍されていて、あとはフライパンで焼くだけ!

味がしっかり染みているから、焼き時間も短くて済むし、“帰宅して30分以内に夕飯が完成”するという奇跡が起きます(笑)。

あると便利な「冷凍おかずリスト」

下味冷凍と一緒に、事前に作って冷凍しておく「おかずストック」も大活躍しています。
忙しい週の中日や、予想外に帰りが遅くなった日なんかは、これがあるとホッとします。

わが家の定番ラインナップ

  • 鶏の照り焼き(焼くだけ)
    下味冷凍の代表格。子どもにも大人気!

  • 豚こま甘辛(炒めるだけ)
    玉ねぎと一緒に炒めれば、それだけで丼ものに。

  • ハンバーグ種(成型済み)
    種の状態で冷凍しておけば、焼くだけで夕飯のメインに。

  • ミートソース(解凍&温めるだけ)
    パスタだけでなく、ドリアやラザニア風にも応用できて便利!

私の場合、週末に「作り置きはしんどいな…」という週でも、この冷凍リストのうち3〜4品だけでも仕込んでおくと、平日の気持ちに余裕が生まれます。

「冷凍は“もう一人の自分”が作ってくれたごはん」
これ、ほんとに私のモットーです(笑)。

時間のあるときの少しの手間が、未来の自分を本当に助けてくれる。
家事って、こういう積み重ねでラクになっていくんだな…と、下味冷凍に出会って実感しました。

まとめ|冷凍保存は“食材の延命”じゃなく“暮らしの味方”

冷凍保存って、ただ長持ちさせるためだけじゃないんだな…って思うようになりました。
ちょっとの工夫で、食材も時間もムダにしない。それだけで、毎日のごはん作りがすごく前向きになります。

最初は失敗しても大丈夫。少しずつ、自分と家族に合った“冷凍スタイル”を見つけていけばいいと思います。
この記事が、その一歩になりますように。