行事がしんどいと言えない理由とは|無理していた私が変われたきっかけ

子どもの行事って、本来は楽しみなはずなのに、なぜか「しんどい」と感じてしまうことがありますよね。
でもその気持ち、なかなか言えませんでした。
「みんな普通にやってるのに」「親としてちゃんとしないと」そんな思いが強くて、気づけば無理を重ねていたんです。
私も以前は、行事のたびに疲れ切っていました。準備や人付き合いに追われながらも、「しんどい」と口に出すことができず、ひとりで抱え込んでいたんです。
でも今は、少しずつ考え方を変えることで、ずいぶん気持ちがラクになりました。
この記事では、「行事がしんどいと言えなかった頃の私」の体験をもとに、気持ちの整え方や向き合い方をお話しします。
行事がしんどいと感じてしまう理由
行事がしんどくなるのには、ちゃんと理由があります。決して「自分が弱いから」ではありません。
むしろ、子育てや仕事を頑張っているからこそ、負担が重なってしまうんですよね。
私も以前は、「なんでこんなにしんどいんだろう」と自分を責めてしまっていました。でも振り返ってみると、しんどくなるだけの要素がしっかり重なっていたと気づきました。
ここでは、実際に感じていた負担を少し深く掘り下げてお伝えします。
準備や段取りの負担が大きい
行事って、当日だけを見れば数時間で終わることが多いですよね。
でも実際は、その裏にある「準備」がかなり大きな負担になります。
・持ち物の確認
・衣装の準備
・時間の調整
・兄弟のスケジュール管理
・当日の流れの把握
こういったことを、普段の生活にプラスしてこなしていく必要があります。
特に子育て中は、もともと余裕がある状態ではありません。
朝はバタバタ、日中は仕事や家事、夜は子どものお世話や寝かしつけ。そんな中で「行事の準備」まで入ってくると、どうしてもキャパオーバーになりやすいです。
私も前日は、「あれ準備したっけ?」「これ忘れてない?」と何度も確認してしまい、気づけば寝る時間も遅くなっていました。
そして当日は、朝からすでに疲れている状態でスタート。
「始まる前から疲れている」という状態が、しんどさの大きな原因でした。
人付き合いの気疲れがある
行事のしんどさは、準備だけではありません。
実際に参加してみると、人との関わりによる気疲れもかなり大きいと感じました。
・ママ友との会話に気を遣う
・先生への対応に気を配る
・周りの雰囲気に合わせる
・自分だけ浮かないように振る舞う
こうしたことを無意識に考え続けていると、気づかないうちに心が疲れていきます。
私も行事の最中は、「ちゃんと話せているかな」「変に思われていないかな」と、頭の中でずっと考えていました。
その結果、家に帰る頃にはどっと疲れてしまい、「楽しかった」というより「やっと終わった」という感覚のほうが強かったです。
さらにやっかいなのは、この気疲れは目に見えないことです。
周りからは普通に見えている分、「しんどい」とも言いにくく、余計に一人で抱え込みやすくなります。
そして、「ちゃんとしなきゃ」と思うほど、無理をしてしまう。
その積み重ねが、行事そのものをしんどく感じる大きな原因になっていました。
「しんどい」と言えなかった理由
しんどいと感じているのに、なぜか言えない。頭では「大変だな」と思っているのに、口に出すことができない。
そこには、知らないうちに自分の中に入り込んでいた「思い込み」がありました。
私自身も、「言ってはいけないもの」とどこかで決めつけてしまっていた気がします。
親としてちゃんとしないといけないと思っていた
子どものための行事だからこそ、「ちゃんとやるべき」という気持ちは自然と強くなります。
・せっかくの行事だからきちんとしたい
・子どもにいい思い出を残したい
・親として恥ずかしくないようにしたい
そんな思いが積み重なって、「頑張るのが当たり前」になっていきました。
私も、「ここで手を抜いたらダメなんじゃないか」と感じていて、多少しんどくてもやりきることが正しいと思っていました。
さらに、周りの家庭と比べてしまうことも大きかったです。
「あの人はちゃんとやってるのに」
「うちはこれで大丈夫かな」
そんなふうに考え始めると、どんどん自分にプレッシャーをかけてしまいます。
その結果、気づけば「しんどい」と感じること自体が悪いことのように思えてしまっていました。
「親なんだから当たり前」という思い込みが、自分を縛っていたんだと思います。
周りと同じようにできないことへの不安
SNSや周囲の話を見ていると、行事を楽しんでいる家庭が多く見えます。
・しっかり準備している
・笑顔で参加している
・思い出をきれいに残している
そんな様子を見るたびに、「自分も同じようにできていないといけない」と感じていました。
でも現実は、仕事や家事で余裕がない日もあれば、体調が優れない日もあります。
それでも「周りに合わせなきゃ」と思うと、無理をしてでも同じように振る舞おうとしてしまうんですよね。
私も、「本当はしんどい」と思いながらも、周りに合わせて笑顔で過ごしていました。
そして帰宅してから一気に疲れが出て、「なんでこんなにしんどいんだろう」と落ち込む、という流れを何度も繰り返していました。
さらにやっかいなのは、SNSや周囲で見えているのは「いい部分だけ」ということです。
実際には、裏でバタバタしていたり、同じように悩んでいたりする人も多いはずなのに、それが見えない分、自分だけがうまくできていないように感じてしまいます。
その結果、「しんどい」と思う自分に対して罪悪感を抱いてしまう。
でも今振り返ると、あのとき感じていたのは、決しておかしなことではありませんでした。
むしろ、ちゃんと向き合っていたからこそ感じていた気持ちだったんだと思います。
無理を続けていた頃の私の状態
言えないまま頑張り続けていた頃は、正直かなりしんどかったです。
「しんどい」と感じているのに、それを認めることも、口に出すこともできないまま、ただ目の前の行事をこなしていく日々でした。
一つひとつは大きな出来事ではないのに、積み重なることで、気づかないうちに心も体も疲れていったのを覚えています。
行事のあとにどっと疲れていた
行事が終わると、ほっとするどころか、一気に疲れが押し寄せてきていました。
朝から準備をして、気を張って過ごして、周りにも気を遣って…。
そのすべてが終わった瞬間に、緊張がほどけて、どっと疲れが出るんですよね。
帰宅後は、何もする気が起きないことも多くて、
・子どもの話をゆっくり聞く余裕がない
・夕食の準備も最低限で精一杯
・そのままソファで動けなくなる
そんな日も少なくありませんでした。
本当は、行事のあとこそ「今日楽しかったね」と話したり、余韻を楽しんだりしたいのに、それができない。
そのたびに、「これって本末転倒じゃない?」と感じていました。
子どものための行事なのに、そのあとに余裕がなくなってしまう状態が、一番つらかったです。
行事そのものが憂うつになっていた
最初は楽しみにしていたはずの行事も、次第に「負担」として感じるようになっていきました。
カレンダーに予定が入るたびに、
「また準備しなきゃいけない」
「ちゃんとできるかな」
「疲れるだろうな…」
そんな気持ちが先に浮かぶようになってしまったんです。
行事そのものではなく、「その前後の大変さ」まで含めて考えてしまうので、純粋に楽しめなくなっていきました。
さらに、何度か同じような経験を繰り返すと、体も心も自然と身構えるようになります。
「どうせまた疲れる」
「また気を遣うんだろうな」
そんなふうに思ってしまい、行事が近づくほど気持ちが重くなる。
この状態が続くと、行事に対して前向きな気持ちを持つこと自体が難しくなってしまいます。
本来は、子どもの成長を感じたり、家族で思い出を作ったりする大切な時間のはずなのに、それを素直に受け取れない自分にも、どこかで落ち込んでいました。
そしてまた、「ちゃんとできていない自分」を責めてしまう。
そんな悪循環の中にいた時期だったと思います。
気持ちがラクになったきっかけ
そんな状態から少しずつ変われたのには、はっきりとした「きっかけ」がありました。
何か大きな出来事があったわけではありません。
でも、小さな気づきが重なって、少しずつ考え方が変わっていったんです。
それだけで、あれほどしんどかった行事との向き合い方が、ずいぶんラクになりました。
「しんどい」と思う自分を認めた
まず大きかったのは、自分の気持ちを否定しないようにしたことです。
それまでは、
「しんどいなんて思っちゃダメ」
「みんなやってるんだから」
「もっとちゃんとしなきゃ」
そんなふうに、自分に言い聞かせていました。
でも実際は、そうやって気持ちにフタをすればするほど、どんどん苦しくなっていったんです。
ある日ふと、「しんどいって思ってもいいんじゃない?」と考えたことがありました。
その瞬間、少しだけ肩の力が抜けたのを覚えています。
無理に前向きになろうとしなくてもいい。
頑張れていない自分を責めなくてもいい。
ただ、「今しんどいんだな」と受け止めるだけで、気持ちの重さが少しやわらぎました。
それまでずっと、自分の気持ちと戦っていたんだなと気づいたんです。
完璧にやらなくていいと気づいた
もう一つ大きかったのは、「全部ちゃんとやらなくてもいい」と思えるようになったことです。
行事に対しては、
・ちゃんと準備しないといけない
・きちんと参加しないといけない
・周りと同じようにしないといけない
そんな「〜しなければ」がたくさんありました。
でも、それを全部守ろうとすると、どうしても無理が出てしまいます。
そこで少しずつ、
・できる範囲でやる
・余裕がないときはシンプルにする
・無理なことはやらない
と考えるようにしてみました。
たとえば、準備を少し簡単にしたり、必要以上に頑張るのをやめたり。
最初は少し不安もありましたが、実際にやってみると、「これでも十分なんだ」と感じられる場面が増えていきました。
子どもも楽しそうにしているし、大きな問題もない。
それなら、無理をしてまで完璧を目指す必要はないんだと思えたんです。
「完璧にやらなくても、ちゃんと意味はある」と気づけたことが、私にとっては本当に大きな転機でした。
それからは、行事に対して少し余裕を持って向き合えるようになり、「頑張らなきゃ」ではなく「できる範囲で関わろう」と思えるようになりました。
今はどう向き合っているか
今は、以前とは違うスタンスで行事と向き合えるようになりました。
昔のように「ちゃんとやらなきゃ」と気負うことは減り、そのときの自分や家族の状態に合わせて、柔軟に考えられるようになったと感じています。
それだけで、行事に対する気持ちがずいぶん軽くなりました。
「できる範囲」で関わる
今いちばん大切にしているのは、「できる範囲で関わる」という考え方です。
以前は、
・全部きちんとやるのが当たり前
・中途半端はよくない
・周りと同じようにするべき
と思っていました。
でもそれを続けていると、どうしても無理が出てしまいます。
だから今は、そのときの自分の余裕を基準にするようにしています。
・余裕があるときは少し頑張る
・忙しいときは最低限にする
・しんどいときは思い切って力を抜く
こうやって強弱をつけることで、気持ちにも余白が生まれました。
実際にやってみると、「少し力を抜いても問題ない」と感じる場面が多く、完璧でなくても十分に成り立つことに気づきました。
そして何より、無理をしないことで、行事そのものを穏やかな気持ちで過ごせるようになったのが大きかったです。
「全部やる」ではなく「続けられる形を選ぶ」ことが、結果的にいちばん良かったと感じています。
家族の時間として考える
もう一つ大きく変わったのは、行事の捉え方です。
以前は「イベント」として見ていたので、
・うまくできたか
・ちゃんと準備できたか
・周りと比べてどうか
といった「結果」にばかり意識が向いていました。
でも今は、「家族の時間」として考えるようにしています。
そうすると、自然と大切にしたいポイントが変わってきました。
・一緒に過ごした時間
・子どもが見せてくれた表情
・その日のちょっとした会話や出来事
こうしたものが、あとから振り返ったときに、じんわりと思い出に残るんですよね。
たとえば、完璧に準備できたかどうかよりも、「あのとき笑っていたね」という記憶のほうが、ずっと心に残ります。
そう考えるようになってからは、「ちゃんとやること」へのこだわりが少しずつ薄れていきました。
無理に形を整えなくても、その場で一緒に過ごすこと自体に意味がある。
そんなふうに思えるようになってから、行事に対するプレッシャーもかなり減ったと感じています。
同じように悩んでいる方へ
もし今、「しんどい」と感じているのに言えずにいるなら、それはとても自然なことです。
「こんなふうに思ってしまう自分はダメなんじゃないか」と感じてしまう気持ちも、すごくよく分かります。私自身も同じように悩んできたからこそ、その気持ちを否定する必要はまったくないと思っています。
むしろ、それだけ一生懸命に向き合っている証拠なんですよね。
しんどいと思うのは当たり前
子育て・仕事・家事。
それだけでも毎日いっぱいいっぱいになることがある中で、さらに行事が重なってくると、負担を感じるのは当然のことです。
それなのに、
「ちゃんとやらなきゃ」
「みんなやってるんだから」
と自分にプレッシャーをかけてしまうと、余計に苦しくなってしまいます。
でも、本当はそこまで背負わなくてもいいんですよね。
行事は大切なものですが、それを完璧にこなすことが目的ではありません。
子どもと関わる時間を持とうとしている、その気持ちだけでも十分価値があります。
私も、「ちゃんとできていない」と感じていた頃は、自分にダメ出しばかりしていました。
でも今振り返ると、あのときも十分頑張っていたし、それでよかったんだと思えるようになりました。
「しんどい」と感じるのは、それだけ日々を頑張っている証拠です。
少しずつでもいい
気持ちを変えようと思っても、すぐに大きく変えるのは難しいですよね。
だからこそ、少しずつで大丈夫です。
・一つだけ負担を減らしてみる
・一つだけ「やらない」を選んでみる
・いつもより少しだけ力を抜いてみる
それだけでも、気持ちは確実に変わっていきます。
私も最初は、「これくらいでいいのかな」と不安になりながら、小さな変化から始めました。
でも、その小さな積み重ねが、少しずつ自分をラクにしてくれたんです。
完璧を目指すよりも、「続けられる形」を見つけることのほうが大切だと、今は感じています。
そして何より、自分に対して少しやさしくなること。
「自分をラクにする選択をしてもいい」と、少しずつ許してあげてください。
それだけで、行事との向き合い方は、きっと今よりもやわらかいものに変わっていくと思います。
まとめ|しんどい気持ちにフタをしないでいい
行事がしんどいと感じるのは、決して悪いことではありません。
むしろ、それだけ日々を頑張っている証拠だと思います。
無理をして続けるよりも、自分に合った形で関わることのほうが、長く続けられます。
これからは、「ちゃんとやること」よりも、「無理なく続けること」を大切にしてみてください。
そのほうがきっと、家族にとっても、あなた自身にとっても、心地いい時間になっていくはずです。













